弁護士数が増加傾向にある中,弁護士の方もWEBマーケティングへの注力を開始しているようです。
WEBマーケティングを開始する上では,ホームページの制作が欠かせません。
では,弁護士の方がWEBマーケティングの最初の一歩を踏み出すためにホームページを制作する場合,どういった点に気をつけなければならないのでしょうか。
弁護士の方がホームページの制作に失敗するとは?
そもそも,弁護士の方が「ホームページの制作に失敗する」とは,どういう状態に陥ることを意味するのでしょうか。
この点については,何をもって失敗と評価するかは人によって判断が分かれるものの,次のような状態に陥ってしまった場合には,それを失敗と捉える弁護士の方が多いと思います。
- 折角作ったホームページが誰にも見てもらえない。
- ホームページからのお問い合わせがこない。
費用と時間をかけて制作したホームページが誰にも見てもらえず,ホームページ経由でのお問い合わせがなされないということは,投下した資本と時間が無駄になってしまっていることを意味します。
したがって,上記のような状態に陥ってしまった場合には,それを失敗と言わざるを得ないと思います。
ホームページの制作に失敗する事態を回避するためには?
では,弁護士の方が,ホームページの制作に失敗する事態を回避し,上記のような状態に陥らないようにするためには,どうすれば良いのでしょうか。
ホームページが誰にも見られない事態を回避する!
まず,ホームページが誰にも見られない事態を回避するためには,ホームページへの導線を可能な限り多く設定し,かつ,当該導線が潜在的な依頼者の方の目に触れる機会を増やすことが必要です。
弁護士の方がホームページを制作した設定可能な導線としては,たとえば次のものが考えられます。
- Googleなどの検索エンジンの検索結果におけるリンク
- リスティング広告におけるリンク
- Twitterその他のSNS媒体の投稿やプロフィールページにおけるリンク
- Googleマップにおけるリンク
- 各種メディアにおけるリンク
- ポータルサイトにおけるリンク
そして,ホームページへの導線として上記のようなものが考えられることから,弁護士の方がホームページを制作される場合の留意事項として,次の事項が挙げられます。
可能であれば,ホームページ制作後にGoogleマップへの登録も行ってもらえるホームページ制作会社を選ぶ方が良い。
また,上記のホームページへの導線のうち「Googleなどの検索エンジンの検索結果におけるリンク」については,ホームページの構成や内容等を検索エンジンに最適化すること(=SEO)により,検索結果の上位に表示させ,潜在的な依頼者の方の目に触れる機会を増やすことが可能になります。
したがって,弁護士の方がホームページを制作する場合の留意事項としては,次の事項も挙げられそうです。
SEOに関するアドバイスも行ってくれるホームページ制作会社にホームページ制作を依頼した方が良い。
また,SEOのためには,弁護士の方がご自身でホームページのコンテンツを増やせる状況にあることが重要です。弁護士の方がご自身でコンテンツを増やしていくことにより,検索エンジンに対して専門性をアピールし,検索結果の上位への表示を狙えます。
このことから,弁護士の方がホームページを制作する場合の留意事項としては,次の事項も挙げられます。
ホームページを制作する場合には,ブログ機能(CMS機能)も実装してくれるホームページ制作会社を選んだ方が良い。
ホームページ経由のお問い合わせが来ない事態を回避する!
次に,弁護士の方がホームページ経由のお問い合わせが来ない事態を回避するためには,次の2つが必要になると思います。
- 潜在的な依頼者からアクセスされるホームページを制作すること
- ホームページにアクセスした人がお問い合わせのアクションを起こしやすいホームページの設計が行われていること
潜在的な依頼者からアクセスされやすいホームページを作ることができれば,ホームページ経由のお問い合わせが来る可能性を相当程度高めることができます。
それでは,どうすれば潜在的な依頼者からアクセスされやすいホームページを作ることができるのでしょうか。
潜在的な依頼者からのアクセスを促進するための1つの方法は,潜在的な依頼者がGoogleなどの検索エンジンを用いて検索しそうなキーワードを考え,そのキーワードで検索された際に検索結果の上位に表示されるような記事を執筆することだと思います。
たとえば,相続事件の対応を弁護士に依頼しようと考えている潜在的な依頼者であれば「相続 弁護士費用 相場」などのキーワードで検索すると予想することができます。
そのため,「相続 弁護士費用 相場」で検索された場合に検索結果の上位に表示されるような記事を執筆することで,そのような潜在的な依頼者からのホームページへのアクセスを生むことができる可能性があります。
そして,潜在的な依頼者からのアクセスを促進するための1つの方法として,このような記事を執筆していくことが挙げられることからも,上記の通り,弁護士の方がホームページを制作する上ではブログ機能(CMS機能)が重要であると言えそうです。
また,潜在的な依頼者からのアクセスを促進するための他の方法としては,弁護士の方が事務所を構えている場所と「弁護士」や「法律事務所」とをキーワードとして検索された場合に検索結果に表示される仕組みを整えることも考えられます。
たとえば,Googleを使用して「徳島駅 弁護士」で検索した場合には,次のような画面が表示されます。
こちらに表示されることで,弁護士の方が事務所を構えられている場所の周辺の住民の方や事業者の方からのアクセスを増やせる可能性があります。
こちらに表示される可能性を上げるためには一定の手続を行う必要があるため,弁護士の方がホームページを作成する場合には,この手続についてもアドバイスを行ってくれる制作会社を選ぶのが良いと思います。
まとめ
いかがでしょうか。
WEBマーケティングを開始しようとする弁護士の方にとって,ホームページの制作に失敗してしまう事態を回避したいと考えるのは自然なことだと思います。
本記事が,ホームページ制作を考えられている弁護士の方の参考になることを願っています。